断層地形の例(花折断層)
前回の野島断層と鬼首地震での道路のずれで、
意外にもいろんな場所に断層地形があることがわかりました。
今度は「え!? こんなところにも!?」
というのをお見せしましょう。
こちらです!
(google mapのストリートビューより)
(リンクを張るとあまりにページが重くなるので画像にしました)
古都旅行がお好きな方、
または大学マニアの方でしたら、
この景色、見たことあるのでは?
そう、ここは京都。
京都は京大のもっとも北東にある、
京大グラウンドの外側の道路です(Aの吹き出しのところ)。
大きな地図で見る
ん?
「何がどうなっているかわからない」
ですって?
不自然な地形があったら疑え、が鉄則ですよね。
では、ヒントです。
信号機のある真っ正面の道路を挟んで右側には
京大のグラウンドが広がっています。
京都盆地を縁取る山々の東側は、
写真の左手奥に見えます。
ってことは、この辺が山の始まりではありません。
どうでしょうか?
何かみえましたか?
信号機つき道路の左側を併走する道路、
何やら一段高いですよね。
つまり、写真真ん中から右が低くて左が高い。
ね、なんだか不自然な段差。
はい、そうです。断層です。
この断層の名前は花折(はなおり)断層といいます。
花折断層は、
なんと京大グラウンドの真下を通っていることがわかってます!
この写真の位置に段差があるのは、整地した結果だと思います。
花折断層はほとんどが右横ずれですが、
多少上下の変動もあったようですね。
この、右横ずれについては、いずれおはなしします。
京大に行ったらぜひともグラウンドに足を運んでください。
数年前から大はやりの総長カレーを食べるだけでなく、
花折断層もぜひみにいってください。
なんてったって、総長カレーを作った尾池元総長。
何を隠そう、地球科学の先生なんです!!!
専門は地震学。
地震学の先生が作った総長カレーに花折断層の見学。
これで京大は制覇です!
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