断層地形の例(諏訪湖)
雁行断層が横ずれを起こした場合のおはなしを前回しました。
凸凹(でこぼこ)の凹のおはなしでしたね。
今日はさっそくですが、 まずはこの写真を見てください。
ここは長野県です。
(google mapの航空写真より引用)
長野県は諏訪湖とその周辺の写真ですが、
凹(ぼこ)はどこにあるでしょう?
目を凝らしてよく見てください。
誰もが絶対見つけられますよ。
さぁ、いかがですか?
ありましたね。
自信を持ってください。
そうです!
諏訪湖です。
諏訪湖が凹(ぼこ)なんです!
諏訪湖は、雁行断層が
何度も左横ずれを起こしてできた、
窪地に水がたまってできた湖なんです。
大きいですねぇ。
こんなの、現地だけで判断しろなんて不可能です。
ちなみに、この雁行断層は
糸魚川-静岡構造線と呼ばれる
新潟県糸魚川市から静岡市駿河区まで続いている
断層帯のなかにあります。
湖にはいろいろな成因がありますが、
こんなに目立つ特徴を持つ湖は
日本でも数多くはないです。
諏訪湖にお越しのみなさんは湖の畔に立ったとき、
東西の岸が横にずれるダイナミックさを想像し、
ぜひそのマレさを体感してください。
そしてお住まいのみなさんは、
偉大なる諏訪湖に、さらなる誇りをもってくださいね。
ディスカッション
コメント一覧
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ご教授ありがとうございます。
地図で見ると、断層の北側に下社が、南側に上社がありますが、諏訪大社には地震を治める役割があるのでしょうか。