アイスランド…の前に、噴火を人に例えると
アイスランドが元気です。
そういうと「んなノンキな話じゃない!」と怒る人がいますが、
ここは「ちきゅうかがく」なのでご勘弁を。
アイスランドで何が起きているかを知る前に、
世界にある火山は、ぜーんぶおんなじではない!
ってことを知っときましょ。
「じゃ、何が違うの?」
うん、気にしないと同じに見えるけど、
実は火山には3つの成り立ちがあるんです。
じゃぁさっそく、火山をわかりやすく人間にたとえて見てみましょ。
人間にたとえると、火山の3つの成り立ちのイメージは、
以下のa、b、cになります。
a.あかぎれ
b.巻き爪
c.ニキビ
まず、a.のあかぎれ。
皮膚がパクッと割れて血がジワワ~とにじみ出ますねぇ。
で、血が山を作って固まる。
そう、その「血」が「溶岩」、「山」が「火山」に相当します。
皮膚が割れた部分を地球科学では「海嶺(かいれい)」と呼びます。
次に、b.の巻き爪。
爪が曲がって伸びてしまうと、おおイタイ。皮膚に食い込む!
食い込み続けて肉まで達して…キャー、出血!
で、血が山を作って固まる。
そう、これもこの「血」が「溶岩」>」、「山」が「火山」に相当します。
食い込んでいる部分を地球科学では「海溝(かいこう)」と呼びます。
最後に、c.のニキビ。
盛り上がってますねぇ、ニキビって。
山のように。
皮膚の一番上のうすーい皮の下に、皮脂がたまってるですが、
アレ、ついプチッとつぶしたくなる衝動に駆られる。
みなさんも一度はやったことあるでしょ。
プチッとやって出てきた白い汁または半透明の黄色い固まり、
そう、これらが「溶岩」に相当します。
もちろん、盛り上がっている「山」が「火山」。
ニキビを地球科学では「ホットスポット」と呼びます。
どうでしょ? こうやってみると、あかぎれ、巻き爪、ニキビ、
みーんな違うモノですよね。
火山も、同じように見えて実は異なるんです。
あら? 説明がながくなっちゃった。
読んでてかったるい! と思われると大変なので、今日はこの辺で。
次回は「じゃぁアイスランドって??? あかぎれ? 巻き爪? ニキビ?」
についてお話しします。
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