断層と活断層って違うの?
またまた断層のおはなしです。
今回は、みなさんに身近(?)な断層の話題。
断層は、過去に動いた形跡が見つかったとき、
はじめて「そこにある」と認識できるものです。
「そこにある」と認識したはいいけれど、 じゃあすぐに
「コワイ! コイツが地震を起こすぞ!」
と思ってしまうのは早合点です。
なぜなら、地震を起こさない断層もあるからです。
では、地震を起こす断層はなんでしょう?
そう、これがみなさんご存じ、活断層なんです。
阪神淡路大震災以来、
活断層って言葉はみなさんにとって、
とてもなじみ深いものになりました。
ですから、活断層=コワイと思う人がほとんどでしょう。
ですが、これもまた早合点なんです。
なぜなら、活断層が動いて起きる地震のなかでも、
被害を及ぼさない地震もあるからです。
たとえば、とーっても地下深い場所で起きた、
断層のズレが大きすぎない地震。
または、それほど深くはないけれど、
断層のズレがとっても小さい地震。
これらは大きな被害にはつながりません。
では、大きな被害を起こす可能性のある活断層とは
どんなものなのでしょう。
それは、次の3つです。
a.断層のズレが地表に出ちゃうもの
b.断層のズレが地表から浅い部分で生じるもの
c.断層のズレが大きく深い部分で生じるもの
簡単にいうと、
ズレが地表に出ちゃうのは全部コワイです。
地表にズレが出ない場合は、
浅いほどコワく、また大きいほどコワイ、
ということです。
なんだか、あいまいな言い方だなぁ、と思いましたね。
そんな厳密さを求めるアナタにお奨めなのは…
と、このおはなしは、また次回。
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