断層地形の見分け方1
前回まで全3部作でお届けした、
神城断層大発掘、じゃなくてトレンチ調査。
前掲したこちらの写真を今一度ご覧ください。
景色全体を見渡して、何か気づきませんか?
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田んぼの奥、つまり写真の画面横に、
5mくらいの盛り上がりがずーと続いてますね。
これは、断層が動いたからできた隆起(※)です。
専門用語では断層崖(だんそうがい)といいます
※隆起:盛り上がりのことをちょっと難しい言葉で表したもの。
写真を縦に縮めるような方向の力が地面にかかり、
断層が痛さに耐えられずに動きました。
こういう、なにやら不自然な崖があったら、
断層ではないかと疑ってみてください。
現場でちゃんと断層だと判断するのは、
プロでないとなかなか難しいです。
(プロでも難しい場合が多いです)。
ですので、もし旅行中に怪しい崖を見つけたら、
その場所を地図に書きとめておいてください。
そして帰宅後、以前ご紹介した
活断層データベース
で検索してみてください。
一致するかどうか、ワクワクですね!
何度もやっている目が肥えて、
アナタも断層崖を見分ける
プロになるかもしれませんよ!?
【お役立ち情報】
こんな本もあります。
『活断層地形判読―空中写真による活断層の認定』
4,725円と高価ですが、プロのわざが身につきます。
事例も豊富で、つい現場に行きたくなってしまいますよ。
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