もっと細かい粒はどこまで飛ぶ?
海の中でも軽いものほど遠くに飛ぶ
では、海に土砂が流れ込むと、
降り積もる粒の大きさは遠くにいくほど小さい、
というおはなしをしました。
空気中では風や気流によって
細かいものほど遠くに飛ぶことは
感覚的におわかりでしょう。
こうして地上を遠くまで飛んだ細かい粒が、
とうとう海の上まで飛び続けるとどうなるでしょう?
海の上では気温・海水温などによって、
気流はさまざまに変化します。
ですが、基本的な考え方は、陸の上と変わりません。
つまり、軽いものほど気流に長く乗り、
重いものほどさっさと落ちていきます。
ですから、上空で気流が沖の方へ向かっている場合、
細かい粒ほど沖へ運ばれていきます。
それらの粒はそのうち海に着水し、
そして沈んでいくことは想像がつきますね。
ということで、海洋地殻の上の海洋性堆積物は、
やっぱり陸から遠く離れているほど
小さくなっていくのです。
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