四国は海底の歴史の溜まり場
溜まった海洋性堆積物はどうなる?では、
海洋地殻がズルズルと大陸地殻の下に潜り込んで、
柔らかい海洋性堆積物は大陸地殻に
ギュギューっと寄せ集められてひっつく、
というおはなしをしました。
さっそくですが、この写真を見てください。
(google mapより)
ちょっと規則正しく何か模様が見えませんか?
こーんな感じで、しわしわが見える、と言ってもらえるといいのですが…
(google mapに加工)
さて、ここはどこでしょう?
…って、タイトルにありますね。
(google mapより)
そう、四国です。
四国全土は、海洋性堆積物がひっついてできた土地なんです。
こういうと、「なんだ四国は海底のゴミの寄せ集めじゃん」と
言う人がいます。
まあ、そう斜に構えずに。
そう言ってるあなたとは比べものにならないくらいの長い年月、
海底で静かに歴史を積み重ねていった、大切な層たちなんです。
ですから、四国には水平に歴史が何層も重なってるということです。
ちなみに、このひっついたものを、付加体(ふかたい)といいます。
付加体という言葉も、地球科学では大変よく使うので、
覚えておくとよいでしょう。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません