ハリウッド映画(自然モノ)は嘘ばかり②
「ボルケーノ」って映画を前回紹介しました。
「ボルケーノ」自身を否定するつもりは一切ありません。
だって、エンターテイメントですから。
ドッキリ・ビックリ、お涙ちょうだい、でいいんです。
で、こちらは
「ボルケーノ」を科学的に見るって視点。
今回は溶岩流です。
溶岩流と溶岩って、なにが違うの?
ってところから入りましょう。
溶岩流は、火山の噴火で流れ出た、溶けた石。
または、それが固まったもの(固まってできた地形)。
溶岩は、流れてない溶けた石、
またはそれが固まったもの。
まぁ、大した差はないです。
ここのおはなしは、どっちで読んでもかまいません。
さて、確か「ボルケーノ」では、
道路の側溝とか下水管を、
溶岩流がすごい勢いで流れていました。
まず、あのスピード。
ありえないっしょ。
水じゃないんだから。
それと、人々がのぞき込んでましたよね。
あれも、ありえないっ。
だって、溶岩流って何度ある思います?
あれだけ固まってないものだと、
1000℃! くらいにはなってるでしょう。
※混ざってる物質によってはそれ以上になります。
そもそも近づくこともできません。
自分が溶けちゃいます。
自然災害ものの映画は結構ありますが、
地球科学を知っていると別の視点から見られて、
映画を2倍、3倍楽しむことができます。
ちなみに、なぜかこの「ボルケーノ」
所属していた研究所の大講堂で
放映されてことがありました。
大先生方の顔もけっこうありました。
放映中、場内は失笑ばかり。
こんな空気の映画館は、初めてでした。
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