未来の西之島住民がうらやましい
昨年末に新島誕生が発見されてから、西之島新島の噴火活動が活発です。
これほどまでに長期的に新島が拡大するのは、(人間の歴史上での)日本では珍しいとのこと。
これは、2014年6月3日に読売新聞が公開した、活動中の西之島新島です。
すっかり「地面」ができて、ここまで凹凸がすごくなく植生があれば、人が住めなくもなさそうです。
と思うと同時に、未来の西之島住民に思いを馳せました。
現代に住む私たちは、自分の足下がどうやってできたのか、動画や写真で見ることは100%ありえません。
書籍でしか知ることができませんが、それも仮説です。
一方未来の西之島住民は、「今自分たちがいる土地は、こうやってできたんだ」と動画で知ることができるんです。
拡大の記録も海上保安庁にしっかり残っていますから、大地の誕生と成長をこの目で見られるのです。
ワクワクするのはもちろんですが、住民全員が
「大地は自分たちを支えてくれているが、大きく変動するもので、脅威にもなり得る」
という意識を確実に持てるのです。
そのような島に住む人は、自然に対して利己的にならずに、防災の意識が当然に身につくでしょう。
防災とは言わないかも知れません。
現代と異なり災害は起こるものとの前提で街作りがなされ、「起きるからこうしよう」というベクトルの生活が成り立っているかも知れません。
未来の西之島住民がうらやましい限りです。
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